Jacques Selosse(ジャックセロス)のシャンパン評価ガイド
Jacques Selosse(ジャックセロス)の評価
Jacques Selosse(ジャックセロス)の種類
Initial(イニシャル)
V.O.(ヴェルシオン オリジナル)
Rose(ロゼ)
Exquise(エクスキューズ)
Substance(シュブスタンス)
編集者のまとめ・コメント
生産者情報
Jacques Selosse(ジャックセロス)の評価
【パーカーポイント】
Jacques Selosse(ジャックセロス)のパーカーポイントを以下に示します。
シュブスタンスはパーカーポイント99の獲得実績を持っています。
種類(銘柄) | ヴィンテージ | パーカーポイント |
---|---|---|
Initial | NV | 94-95 |
V.O. | NV | 94-96 |
Rose | NV | 95 |
Exquise | NV | 94 |
Substance | NV | 99 |
Jacques Selosse(ジャックセロス)の種類
Jacques Selosse(ジャックセロス)は次の種類のシャンパンを提供しています。
種類(銘柄) | ヴィンテージ | ブレンド比率 |
---|---|---|
Initial | NV | CH:100% |
V.O. | NV | CH:100% |
Rose | NV | CH:93% PN:7% |
Exquise | NV | CH:100% |
Substance | NV | CH:100% |
<ブドウ品種の表記>
PN=Pinot Noir(ピノノワール)
CH=Chardonnay(シャルドネ)
Initial
(イニシャル)
イニシャルは、ジャックセロスの作品の中でも最も標準的な造りで、入門シャンパンと言えるでしょう。
とはいえ、並のシャンパーニュでは太刀打ちできないほどの鮮烈な果実味と力強さを持ちます。オレンジやピンクグレープフルーツの皮の香り、熟れたリンゴや蜂蜜の要素が混じり合い、数えきれないほどの要素が、全体の味わいを高めています。味わいは抜栓から時間をかけて大きく変化する傾向にあります。変わる表情をゆっくり楽しみながら味わうことをお勧めします。
V.O.
(ヴェルシオン オリジナル)
ヴェルシオン・オリジナルは、「クラマン」「オジェ」「アヴィズ」のブドウをブレンド、ドサージュは0g/lで造られます。
熟れた果実と萎れかけた花の香り、果実の中にクリアなミネラル感がしっかりと根付いています。柑橘のほろ苦さと酸化したリンゴのような風味が時間と共に姿を現します。
Rose
(ロゼ)
ジャック・セロスのロゼは、シャルドネ主体、少量のピノノワールを使用して造られます。
赤果実のフレーバーにミント、コリアンダー、シナモンをはじめとする多種のスパイスが膨れ上がります。
エネルギー漲る、活気に満ちたロゼシャンパンに仕上がっています。
Exquise
(エクスキューズ)
エクスキューズは、ジャック・セロスの作品の中で最も甘口なシャンパンです。ドサージュは20g/lで醸造。
熟した黄色果実と和柑橘の芳香、白桃、シロップ漬けの柑橘など多種の果実味が口の中で渦巻きます。野生の果実を生でかじったようなダイナミックな甘味が感じられます。
単体のデザートとしても楽しめますが、エスニックや中華料理のマリアージュに挑戦するのもおススメです。
Substance
(シュブスタンス)
シュブスタンスはジャックセロスの上級キュヴェ、「アヴィズ」のブドウ100%で造られるブラン・ド・ブランです。
大きな花と熟れ過ぎた果実を詰め合せたような芳香、還元香はありますが雄大な果実の香りに包み込まれているため適度なアクセントとして留まっています。
蜂蜜の甘味を感じるタイミングもあれば、アモンティリャードのようなシェリー香が浮き出ることもあります。
とにかく複雑で多くの表情を見せるシャンパンです。非常に分析が難しいワインのひとつです。
編集者のまとめ・コメント
Jacques Selosse(ジャックセロス)は1949年に創業、アンセルム・セロスが1974年から醸造に加わってから瞬く間にシャンパーニュのトップの地位に駆け上りました。
ジャックセロスのシャンパンはビオディナミで造られる自然派ワインの極み。
ブルゴーニュの伝統的な手作りワインの醸造法を導入、独自の思想を組み合わせることにより高品質なシャンパンを生み出しています。
ジャックセロスのシャンパンは非常に個性的な味わいです。
自然派ワイン特有の過熟性のような印象を持ちながらも、視点を変えてみれば熟れた芳醇な果実の贈り物とも言えます。アタックから余韻へ広がる風味の数々は力に溢れており、少し宗教的な言い回しではあるが、常にエネルギーに満ち、生命力のようなものを感じる、という表現が相応しく思える。
セロス氏を崇拝し、彼のシャンパン造りを目指す生産者は多いが、弟子たちのワインはエネルギーの大きさという意味でどうしても見劣りしてしまう。セロスのワインはシャンパーニュの中でも最も雄大で生命力にあふれた作品と言っても過言ではないでしょう。
生産者情報
Jacques Selosse(ジャックセロス)は1949年創業、アンセルム・セロスの父親が設立。現在は3代目のギョーム・セロスが醸造を取り仕切っています。
設立年 | 1949年 |
---|---|
生産拠点 | Cote des Blancs (コート・デ・ブラン) |
業務形態 | RM (レコルタン・マニピュラン) |
Jacques Selosse(ジャックセロス)は以下のWEB・SNSサービスで情報を配信しています。
WEB・SNSサービス情報 | リンク情報 |
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公式サイト | Jacques Selosse |
Domaine Jacques Selosse |
- 2024年9月21日、記事内容を更新